木目金がテレビで紹介されました | 木目金職人・高田邦雄

—テレビ東京「世界！ニッポン行きたい人応援団」で放映された感動の物語—

📺 放映概要：木目金への情熱が結んだ異国の物語

2018年5月に、テレビ東京の番組「世界！ニッポン行きたい人応援団」にて、アメリカ・ワシントン州在住のジェームズさんとテリーさん夫妻が取り上げられ、木目金（もくめがね）への深い愛と夢への挑戦が放映されました (テレ東・ＢＳテレ東)。

この放送は、国境を越えて伝統工芸技術をつなげる力を改めて感じさせる内容でした。

ジェームズさんは言います：

「出来立てはまだ本物じゃない。お客様にかわいがってもらって一人前になる」 (テレ東・ＢＳテレ東)

まさに、**木目金とは“使い込まれ、愛されてこそ完成する工芸品”**という本質的なメッセージです。

言葉や文化が異なっても、「手技への憧れ」が人と人をつなぎます。ジェームズさん夫妻の姿は、好きなものを追い求める情熱がいかに強い力となるかを示しています。

玉川宣夫さんは、「誰かに使い込まれてこそ完成する」と語り、その言葉と工房の空気感が印象的でした。木目金も、受け継いでいくことで輝きを増す技術です。

木目金は単なる装飾ではなく、作り手の想いや使い手の記憶が宿る文化的な存在。今回の放映は、そうした“見えない価値”まで伝える力を持っていました。

この放送を通じて：

にとって、木目金が強く響いたことでしょう。

そんな基準で木目金を選べば、指輪や工芸品としてだけでなく、人生の節目を象徴する品になるはずです。

ジェームズさん夫妻と玉川宣夫さんとの邂逅は、**“技術”を越えた“心の交流”**を見せてくれました。

木目金は、金属の層に模様を描くだけでなく、人と人をつなぐ模様を宿す技術でもあります。

テレビ放映を通して、そうした新しい木目金の魅力が、日本中に、そして世界中に広まるきっかけになったのではないでしょうか。