金と白金(プラチナ)の違い

結婚指輪を選ぶ時に、金にしようかプラチナにしようかと悩むことは良くあるようです。金を選ぶ場合、色にこだわればホワイトトゴールドという選択肢もあります。

色で選ぶのか材質で選ぶのかという問題を考える時のために、まずは、金とプラチナの違いを知っておきましょう。

・純度

純度100%の金やプラチナは、硬度が低いためジュエリー加工に不向きです。そのため、どちらも他の金属を混ぜて使用されます。純度で言えば、金ならば75%、プラチナは90%〜95%とプラチナの方が純度は高くなっています。

また、プラチナは、金に比べ比重が重く、ずっしりと重みのあるものとなります。

・価格

金に比べるとプラチナの価格は、地金も加工料も高いです。プラチナは、金よりも採れる量が希少で高価です。また、金よりも融点が高く精錬にかかる時間も多いため、加工料も高価になります。ということで、プラチナ・ジュエリーは金に比べると高価なのです。

・耐久性

プラチナは、金に比べ柔らかく傷や変形がしやすいということがあります。しかし、色はずっと変わりません。美しい銀色を好みホワイトゴールドを選んだ場合、長く使うことでメッキが剥がれ地金の色(黄色味)が出てくることがあります。そのため、もう一度ロジウムメッキ加工を施さなければ元の色には戻りません。

しかし、プラチナは、光沢が失われても研磨することで元通りの色や光沢が戻ります。

希少価値、長く使うということ、質感・量感・色味の好み…結婚指輪には、大いにこだわっていただきたいものです。

材質は何にしようか…木目金の結婚指輪の場合、悩む必要はありません。一つでなく複数の貴金属が合わさる高級感と、それらが織り成す美しい模様が魅力なのです。それに加え、職人の伝統ある尊い技術で生まれる手作りの結婚指輪ともなれば、希少価値は更にアップするのではないでしょうか。