結婚指輪を身につける幸せについて(結婚指輪は永遠の愛のしるし)

価値感が多様化する現代ですから、結婚はしないという方がいらっしゃることは承知のうえで、言わせていただきます。結婚によって「生涯のパートナーと共に生きる」という選択をすることは素晴らしいと、個人的には考えています。

2012年の日本人の平均寿命は、女性が86.41歳、男性が79.94歳です。(厚生労働省の調査より)その長い人生で、様々な人と出会い、別れます。実の親子が一緒に暮らす時間を考えると、20年ほどということでしょうか…。生涯親子としての関係は切れませんが、いずれ子供たちは独立してそれぞれの生き方を選びます。

ところが、遺伝子的には全くの他人である結婚相手とは、もし30歳の時に結婚したとすれば、約50年間(半世紀!)同じ屋根の下で暮らすことになります。日進月歩というよりは、秒進分歩という表現のほうがピッタリする現代の時間の流れの中では、この50年間は「永遠」と表現してもよいほど長い時間です。その間、まったく何の問題もなく過ごすという夫婦は、いないでしょう?高い山あり、深い谷ありの人生を共に手を携えて歩むことになります。きっと価値感の違い、性別の違いによる考え方のズレで、口論になることも幾度かあるはずです。

私達がおすすめするすべて手作りでオリジナルの木目金の結婚指輪は、そんな時の仲直りの架け橋になれると信じています。顔も見たくない、話をしたくないと憤慨して一人部屋にこもっても、ふと目を落とすと薬指の結婚指輪に気付きます。そうです。あの誓いの時の笑顔を思い出せば、その指輪に刻まれた小さな傷さえも愛おしくなるものです。結婚指輪を身につけている幸せを実感すれば、この世にたったひとつしかない二人の絆が、自分自身の人間としての成長や、人を思いやる広い心を育む機会を与えてもらっていると感謝するのです。