結婚指輪の材料【金(ゴールド)】

人間が初めて目にした金はどのように見えたのでしょうか?

人間の歴史記録が始まる前から、金が光る物質として、大切に扱われていたことは想像できます。記録として残るエジプト文明やメソポタミア文明の時代には、王の装飾品として権力の象徴を示す黄金は、何よりも尊ばれるようになります。古代文明から現代までに採掘された量は、15万トンと言われています。金は結婚指輪など宝飾用をはじめ、パソコンにも使われているIC(集積回路)や化学実験のための電極、医療用の素材など産業用資源として、私たちの暮らしに密接に関わっている素材です。

金市場開発団体のWGC(ワールドゴールドカウンシル)によると、金の年間採掘量は、2,500トン前後ほどですが、いずれ技術的に採掘可能な金はなくなるということです。となると、掘り出した金を上手に使い回さなければなりません。

しかし金の再利用率は非常に高く、ほぼ100%リサイクルされています。なにせ価格が高価ですから再利用率が高いのもごもっともです…。したがって地球上で一番エコな金属とも言えるでしょう。

かつて天才と言われたガリレオやニュートンでさえも手作りの装置を作り、錬金術(金以外の物質を変化させて金を作り出そうとする技術)にのめり込みました。まさに金には何モノにも替えがたい魔力があるのでしょう。もちろんデザインによっては、木目金の結婚指輪にも金は使われます。金のゴージャス感には類まれなものを感じます。元素記号はAuです。