結婚式から続く結婚指輪のお手入れ

その日の気分やファッションに合わせて指輪もコーディネートする女性が増えています。親指に着けるサムリングから小指のピンキーリングまで、指によって、自分の気持ちをアピールすることもできるという楽しみ方もあります。

ただし左手薬指の結婚指輪はチョット事情が違います。結婚式の翌日に結婚指輪を外して、ジュエリーケースにしまう人も場合によってはいますが、ほとんどの人は指輪を付けたまま生活することになります。

初めの数年(数ヶ月?)は指輪に傷がつかないようにと気をつけるのですが、次第に指輪の存在を忘れるほど指に馴染むようになると、食器を洗ったり掃除をするときに、指輪を硬いものにぶつけてしまって小さな傷ができたり、知らず知らずのうちに汚れがついてしまいます。

木目金の結婚指輪は、鍛造(たんぞう)によって、金属の加工硬化で組織が変化し、金属の密度が高く引き締まる手作り製法ですから、鋳造(ちゅうぞう)製法の結婚指輪と比べればキズが付きにくいです。

とは言っても指輪表面の汚れが付くことまでは避けられませんから、定期的にクリーニングする必要があります。自宅でクリーニングする場合、効果が一番期待できるのは、超音波洗浄です。指輪専用の洗浄機もありますが、メガネ用の洗浄機でも代用できます。ぬるま湯に洗剤を溶かすと、汚れはより落ちやすくなります。専用の機械がなくても、中性洗剤を溶かしたぬるま湯にしばらく浸けて汚れを浮き立たせ、不繊布で汚れを取るだけでも効果はあります。仕上げにカモシカの皮をなめしたセーム革で磨けば輝きが戻るはずです。いつまでも輝く結婚指輪は素敵です!