手作り結婚式のススメ

時代によって流行り廃れはあるものです。よく聞かれる言葉として「昔はこうだったのに、今の〇〇はこうだから…。」などと。もちろんどちらが素晴らしいいものなのか?と問われれば、どちらも素晴らしいと答えます。どちらからも批判されない優等生の解答ということではなく、それぞれの時代背景がその時の価値観を大きく左右した結果が、その時の常識として通っていただけです。

たとえば結婚式がその良い例です。1980年代、芸能人が派手な演出の披露宴を行ない、テレビのゴールデンタイムに特別番組がその式の模様を実況しました。派手な結婚式を称して「派手婚」と呼ばれていました。その流行りは、普通のカップルの結婚式にも影響し、競って「キラキラ結婚式」が主流となりました。一生に一度のお祝いですから、皆さんに賑やかにお祝いして欲しいというカップルの気持ちは充分に理解できます。

しかし、1991年のバブル崩壊後、景気の後退に伴い、派手婚は徐々に影を潜めます。結婚式に多額の費用を注ぎ込むより、結婚後の生活のための貯蓄にその資金を回す、という堅実な「地味婚」が注目されるようになります。結婚式が結婚の全てではありません。それから続く二人の生活こそ一番大切なのですからごもっともです。

さて、いずれにせよ世の中の潮流に乗った式というイメージは否めません。とすれば自分たち二人の価値観にピッタリの手作りの結婚式であれば、ブームに流されることなく思い出深い式になるのではありませんか。宣伝となって恐れ入りますが、木目金の結婚指輪はそのコンセプトにブレることなくジャストフィットだと思います。